大迫力の水流 日光市の五十里ダムで放流見学会

 日光市のダムで10月20日、川の環境をより自然な状態に保全する「環境放流」を知ってもらおうと放流の見学会が行われました。

 白い水しぶきを上げながら大量の水が押し寄せます。

 日光市の五十里ダムでは、穏やかな水流が続くことで藻が繁殖しすぎてしまうのを防ぐため下流の環境をより自然に近づける「環境放流」を行っています。流れる水の量は最大で小学校のプール一つ分がおよそ3秒で満たされるほどの、毎秒100立方メートルで、富山県の黒部ダムや神奈川県の宮ヶ瀬ダムを超える量です。

 「環境放流」は毎年3月から11月まで月に1回行われていて、2020年の8月からは一般公開しています。10月20日は県内外から15人が訪れ、迫力ある水流を楽しんでいました。

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