首位マドリーが新生セビージャ相手に痛恨ドロー…次節クラシコへ良い流れを繋げず【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

ラ・リーガ第10節のセビージャvsレアル・マドリーが21日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

ラ・リーガ3連勝達成で首位を堅持したマドリーは、前節のオサスナ戦からスタメンを3人変更。ホセルやモドリッチ、カマヴィンガに代えてロドリゴ、クロース、アラバをスタメンで起用した。

一方、9日にメンディリバル監督を解任しディエゴ・アロンソ氏を新監督に招へいした14位のセビージャは、前節のラージョ・バジェカーノ戦からスタメンを5人変更。スソやフェルナンド、オリベル・トーレスらに代えてオカンポスやラキティッチ、古巣対決のセルヒオ・ラモスらをスタメンで起用した。

試合は開始早々にマドリーがネットを揺らす。4分、左CKのこぼれ球に反応したバルベルデが頭で繋ぐと、このボールに反応したベリンガムが飛び出した相手GKと接触。このこぼれ球をバルベルデが無人のゴールに流し込んだが、VARの末にベリンガムのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。

一進一退の展開が続く中、セビージャは23分に決定機。中盤でボール奪取したオカンポスがカウンターを仕掛けると、ラストパスをボックス内で収めたラキティッチのシュートはゴール左手前のカルバハルにヘディングでクリアされた。

さらにセビージャは25分にも、ルケバキオの鋭いパスをボックス右のオカンポスがヒールで繋ぐと、ボックス中央に走り込んだソウに決定機が訪れたが、シュートはわずかにゴール左に逸れた。

対するマドリーは35分、ボックス左横で獲得したFKからクロースがゴールへ向かうボールを送ると、ゴール前のアラバが左足で合わせたが、これはセルヒオ・ラモスがブロック。さらに40分には、リュディガーのロングパスからヴィニシウスが決定機を迎えたが、シュートはGKニーランの好セーブに防がれた。

ゴールレスで迎えた後半、マドリーは57分にバイタルエリア右でボールを受けたバルベルデのクロスをゴール前でロドリゴがうまく収めたが、シュートはGKニーランが好セーブ。

1点を争う痺れる展開が続く中、マドリーは67分にバルベルデとチュアメニを下げてモドリッチとカマヴィンガを投入。対するセビージャは、ルケバキオを下げてスソをピッチに送り出す。

すると、74分にスコアが動く。セビージャは左サイドフリーでボールを受けたアクーニャがクロスを供給すると、これがゴール前に走り込んだエン=ネシリをマークしていたアラバのオウンゴールを誘った。

先制を許したマドリーだったが、すぐに試合を振り出しに戻す。78分、ボックス右横でFKを獲得するとクロースのクロスをニアで競り合ったカルバハルがヘディングシュートをゴールに叩き込んだ。

追いつかれたセビージャは80分、左CKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、アクーニャの左クロスをセルヒオ・ラモスがドンピシャのヘディングシュートで合わせたが、これはGKケパの好セーブに防がれた。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。セビージャは試合終了間際の94分、ボックス右横でFKを獲得するとスソのクロスをセルヒオ・ラモスが頭で合わせたが、これは枠の上に外れた。

結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。マドリーは今季初の引き分けとなり、公式戦連勝が「5」でストップ。次節バルセロナとのクラシコに向けて良い流れを維持することができなかった。

© 株式会社シーソーゲーム