キンブレルの起用法はどうなる? トムソン監督「話し合いが必要」

ダイヤモンドバックスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦で同点の9回裏にサヨナラ打を浴び、第4戦では8回裏に2点リードを守れず、2試合連続で敗戦投手になったクレイグ・キンブレル(フィリーズ)。レギュラーシーズンでは23セーブと7ホールドを挙げ、勝ちパターンの一角を担ったが、プレーオフでは最初の4試合を無失点に抑えたものの、ここ2試合の乱調で防御率は7.20まで悪化してしまった。ロブ・トムソン監督は今後の起用法について「話し合わないといけない」と語った。

キンブレルはリーグ優勝決定シリーズ第4戦でダイヤモンドバックスのアレック・トーマスに代打同点2ランを浴びるまで、プレーオフの舞台ではブロウンセーブ(セーブ失敗)が1つもなかった。プレーオフでの被本塁打は通算4本目だが、同点に追いつかれる、もしくは相手チームにリードを与える本塁打を打たれたのは今回が初めてだった。

リリーフ投手がプレーオフで2試合連続敗戦投手になるのは、フィリーズでは初めてのこと。単年のプレーオフで複数の黒星を記録したリリーフ投手は、フィリーズでは1980年のタグ・マグロー、1993年のミッチ・ウィリアムスに次いでキンブレルが3人目である。

キンブレルは「長年メジャーでプレーしてきて、多くの負けを経験してきたし、多くの勝ちも経験した。挽回するための唯一の方法は自分を信じることだ。次に登板するときは素晴らしいものになると信じている」とコメント。今後の起用法については「それは本当に監督次第だよ。僕は登板を命じられたらいつでも投げる準備はできている」と語った。

しかし、キンブレルに対する指揮官の信頼は揺らぎ始めているかもしれない。トムソン監督は「話し合わないといけない。重要度の低い場面で投げさせるべきなのか。今は分からない。ケイレブ・コーサム投手コーチと相談して、いろいろ検討することにするよ」とコメント。今後どのような場面でキンブレルがマウンドに上がるか、注目が集まりそうだ。

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