レンジャーズ・ベナブル助監督 メッツ新監督の面接オファーを拒否

「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、メッツはレンジャーズのウィル・ベナブル助監督に対して新監督の面接オファーを出したものの、現在のポジションで快適に仕事をしているベナブルはこのオファーを断ったようだ。「レンジャーズにとどまるという決断をすでにしている、と彼らに伝えたよ」とベナブル。シャーマン記者によると、メッツの新監督は依然として、ブリュワーズとの契約が満了するクレイグ・カウンセル監督が最有力とみられているという。

メッツは球団史上初の編成本部長としてブリュワーズからデービッド・スターンズを迎えた。スターンズはバック・ショウォルター監督の解任を決め、監督経験の有無を問わず、多くの候補者のなかから新監督の人選を進めている。プリンストン大学出身のベナブルは外野手としてメジャーで9年間プレーしたあと、カブスとレッドソックスでコーチを務め、今季からレンジャーズのブルース・ボウチー監督のもとで助監督を務めているが、複数のチームで新監督候補として名前が浮上するなか、今のところはレンジャーズを離れるつもりはないようだ。

ベナブルは「レンジャーズという素晴らしい球団組織で仕事をすることができているのは幸運だし、クリス・ヤングGM、ブルース・ボウチー監督、そして選手たちとともに、自分自身と家族にとって快適な環境で仕事をさせてもらっている。だから、このオフシーズンは他の仕事を探すつもりはないよ」とコメント。レッドソックスのコーチ時代には、アレックス・コーラ監督の不在時に代理監督を務めたこともあり、「将来の監督候補」として注目される人材の1人である。

なお、シャーマン記者は複数の関係者の話として「スターンズ編成本部長は時間を稼いでいるだけであり、最終的にはカウンセルを雇うことになるだろう」と伝えている。スターンズとカウンセルはブリュワーズでコンビを組み、チームをプレーオフ常連チームに育て上げた実績がある。ワールドシリーズが終了してオフシーズンがスタートすると、メッツとカウンセルの交渉が本格的に始まることになりそうだ。

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