フィリーズが2年連続のリーグ優勝に王手 一発攻勢でリード広げる

リーグ優勝決定シリーズ第5戦【フィリーズ6-1ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

お互い2勝ずつで迎えたリーグ優勝決定シリーズの第5戦は、試合後半に一発攻勢でリードを広げたフィリーズが6対1で勝利。フィリーズはシリーズの対戦成績を3勝2敗とし、2年連続のリーグ優勝に王手をかけた。フィリーズ先発のザック・ウィーラーは7回裏にソロ本塁打を浴びたものの、7回6安打1失点の好投で勝利投手に。ダイヤモンドバックス先発のザック・ギャレンは6回6安打4失点で敗戦投手となった。

ロードチームが全勝しているアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズとは対照的に、第4戦までホームチームが全勝していたナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズだが、第5戦にしてついにロードチームが勝利した。フィリーズは1回表二死1・2塁からブライソン・ストットのタイムリーで先制。1・3塁から重盗を仕掛け、2点目を奪うことに成功した。

その後は両先発投手の好投でなかなかスコアが動かなかったが、フィリーズは6回表先頭のカイル・シュワーバーがソロ本塁打を放ち、待望の追加点をゲット。一死後、ブライス・ハーパーにもソロ本塁打が飛び出し、4対0とリードを広げた。フィリーズ先発のウィーラーは7回裏先頭のアレック・トーマスにソロ本塁打を浴びたものの、7回6安打1失点の好投。プレーオフ通算10先発でのWHIP0.73は歴代ベストの数字となっている。

8回表のフィリーズは、先頭のハーパーが二塁ケテル・マルテのエラーで出塁し、二死後にJ・T・リアルミュートが2ラン本塁打。1点を返された直後に2点を奪い、6対1とさらにリードを広げた。8回裏を2番手のジェフ・ホフマンが無失点に抑えると、最終回は3番手のセランソニー・ドミンゲスがピンチを招いたが、4番手のマット・ストラームが締めくくり、6対1で勝利。対戦成績を3勝2敗とし、2年連続のワールドシリーズ進出に王手をかけた。

なお、ア・リーグではアストロズがリーグ優勝に王手をかけており、ワールドシリーズが昨年と同じ対戦カードになる可能性もある。2年連続でワールドシリーズが同じ対戦カードになったのは、1977~78年のヤンキース対ドジャースが最後。45年ぶりの珍しい出来事が実現するかもしれない。

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