【菊花賞】ドゥレッツァが5連勝でG1戴冠

10月22日、京都11Rで行われた第84回菊花賞(3歳オープン・牡牝・G1・芝3000m・1着賞金=2億円)は、C.ルメール騎乗の4番人気、ドゥレッツァ(牡3・美浦・尾関知人)が、3歳クラシックラスト一冠を制した。勝ちタイムは3分03秒1(良)。

2着に2番人気のタスティエーラ(牡3・美浦・堀宣行)、3着に1番人気のソールオリエンス(牡3・美浦・手塚貴久)が入った。

怒涛の5連勝

4連勝の勢いを持って重賞初挑戦となったドゥレッツァが一気にG1の頂きへ上り詰めた。レース序盤は好ダッシュを決めてまさかの先手を奪う展開に。ゆったりとしたペースの中で、2週目向こう正面ではやや出入りのある形となり、慌てることなく一旦3番手に収まった。終始ロスのない形で直線まで運ぶと、後続を突き放していき3馬身半差をつけて栄光の5連勝のゴールへ飛び込んだ。また、今年のクラシック戦線は皐月賞をソールオリエンス、日本ダービーをタスティエーラ、そしてこの菊花賞をドゥレッツァが制し、3頭で勝ち星を分け合う結果となっている。

菊花賞を勝ったドゥレッツァは、父ドゥラメンテ、母モアザンセイグリッド、母の父More Than Readyという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は6戦5勝。重賞は初勝利。鞍上のC.ルメール騎手は同レース3勝目、管理する尾関知人調教師は初勝利。

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