ジダン氏、レアル・マドリード指揮官復帰の条件として同胞2人の獲得を要求か

写真:アーセナルで守備の要となっているサリバ

カルロ・アンチェロッティ監督の今シーズン限りでの退任が濃厚となっているレアル・マドリード。クラブのOBであり、現在はレヴァークーゼンを率いているシャビ・アロンソ監督が後任の最有力候補とされているが、同じくクラブOBであり、指揮官としてもUEFAチャンピオンズリーグ3連覇など様々な実績を残しているジネディーヌ・ジダン氏も有力候補の一人だ。

ただ、スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』によると、ジダン氏は復帰の条件として自身が求める選手の獲得を求めているようで、フロレンティーノ・ペレス会長もジダン氏に対し、その要望に可能な限り応えることを約束しているという。

ジダン氏が求める選手は2人いる。1人は言わずと知れたパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペだ。現状ではパリ・サンジェルマンとの契約は2024年6月30日で満了を迎え、このタイミングでの同クラブを退団してレアル・マドリードにフリートランスファーで移籍するのが既定路線だと言われている。

そのエムバペにとってジダンは幼少期からの憧れの存在であり、ロールモデルでもある。ジダン氏が指揮官として復帰した場合、エムバペがレアル・マドリードに移籍する可能性はさらに高まると見られている。

もう1人はアーセナルに所属するフランス代表DFウィリアン・サリバだ。ジダン氏はサリバを今のフランス代表とヨーロッパサッカー界における最高クラスのセンターバックとみなしている模様。ジダン氏はレアル・マドリードの最終ラインに多少の改善を施す必要があると考えているようで、具体的には33歳のスペイン代表DFナチョを放出し、現在22歳と若いサリバにクラブの未来を託したいと考えているという。

ジダン氏の要望を受けてレアル・マドリードもサリバへの関心を強めており、条件を提示するための準備を進めているという。

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