板倉欠場のボルシアMGが最下位ケルンに今季初勝利を献上…【ブンデスリーガ】

[写真:Getty Images]

板倉滉の所属するボルシアMGは22日、ブンデスリーガ第8節でケルンで対戦し1-3で敗戦した。

ここまでわずか1勝にとどまっている12位ボルシアMGが、最下位に沈んでいるケルンのホームに乗り込んだ一戦。日本代表から帰還したボルシアMGの板倉は左足首のケガでベンチ外となった。

ケルンサポータが大量の発煙筒と打ち上げ花火を上げた影響でキックオフが約7分遅れとなったライン・ダービーは、立ち上がりの8分にケルンが先制する。

右CKのこぼれ球をボックス手前で反応したワルドシュミットがダイレクトシュート。これがコネの左腕に当たると、VARの末にボックス内でのハンドと判定され、ケルンにPKが与えられた。このプレッシャーのかかるPKをカインツがゴール右隅に決めた。

先制を許したボルシアMGは直後に再びピンチを迎える。13分、右CKから二次攻撃を仕掛けたケルンは、パクァラダの右クロスをファーサイドのシャボットがヘディングシュートで合わせたが、これはクロスバーを直撃した。

その後も劣勢の時間が続くボルシアMGは、41分にもボックス左のリュビチッチのバックパスをボックス手前で受けたワルドシュミットがカットインから右足一閃。このシュートはGKモリッツがわずか触ると、右ポストに弾かれた。

迎えた後半、ボルシアMGはノイハウスとネッツと下げてライツとスカリーを投入。すると63分、オノラの左CKからニアサイドのエルベディがヘディングシュートを放つと、これがゴール右隅に吸い込まれた。

同点に追いついたボルシアMGだったが、70分に右サイドを持ち上がったリュビチッチにコネが後方から危険なアフターチャージ。一度はイエローカードが出たが、オンフィールドレビューの結果、カードの色が赤に変わった。

さらに数的不利となったボルシアMGは、74分に右クロスに飛び出したGKが、ボックス中央で合わせたワルドシュミットに対して、アフターチャージを見舞い、PKを献上。キッカーのカインツは一度こそGKモリッツに止められたが、VARで蹴り直しを告げられると、しっかりと決め切り、ケルンが勝ち越しに成功した。

その後、数的不利ながらも攻めの姿勢を見せたボルシアMGだったが、試合終了間際の91分にもワルドシュミットにゴールネットを揺らされ、万事休す。板倉欠場のボルシアMGが1-3で敗戦し、ケルンに今季初勝利を献上した。

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