今語り継ぐ横浜復興100年 ホテルニューグランド、12月に講演会

会場となる「レインボーボールルーム」(ホテルニューグランド提供)

 ホテルニューグランド(横浜市中区)は開業記念日に当たる12月1日、「横浜市民感謝DAY」と題したイベントを開催する。同イベントは、横浜開港資料館と横浜都市発展記念館の副館長を務める青木祐介氏による講演会と食事をセットに企画。2014年から開始しており、今年で10回目。

 今回の講演会のテーマは、「関東大震災100年 大震災の記憶を継承する」。1927年に開業した同ホテルは、関東大震災後の横浜の発展を見守ってきた。激震と大火で壊滅した横浜に、もう一度海外からの客人を迎え入れようと、復興のシンボルとして、官民を挙げて建設された経緯がある。ロゴにも採用されているフェニックス(不死鳥)は、ホテルの象徴的存在だとしつつ、担当者は「横浜の歴史をつなぐ立場として、イベントを通じ市民の方々に伝えていきたい」と話す。

 食事は、ホテル自慢の洋食を楽しめる。会場は本館2階の「レインボーボールルーム」。なおホテル開業日も同会場で、パーティーが開催されたという。担当者は「タイムスリップしたような気分が味わえるかもしれない」と語る。

 申し込みはウェブ限定で、26日正午から受け付ける。市内在住または在勤が条件で、70人限定。1人1万円。問い合わせは同ホテル電話045(681)1841。

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