メルビンがジャイアンツ新監督最有力候補に パドレスが面接を許可

米メディア「ジ・アスレチック」のデニス・リン記者とアンドリュー・バガーリー記者が伝えたところによると、パドレスはボブ・メルビン監督に対し、ジャイアンツ新監督の面接を受ける許可を出したようだ。パドレスのA・J・プレラー編成本部長は、自身とメルビン監督が来季も続投することを明言していたが、その一方で両者の関係性は修復が難しいほどに悪化していることが報じられており、メルビンが解任されたゲーブ・キャプラーの後任としてジャイアンツ新監督に就任することを予想する声は以前から多かった。

現在61歳のメルビンは、マリナーズ(2003~04年)、ダイヤモンドバックス(2005~09年)、アスレチックス(2011~21年)で監督を務めたあと、3年契約でパドレスの監督に就任。1年目は89勝73敗でワイルドカードを獲得してプレーオフ進出を果たしたが、スター選手を並べた豪華戦力で臨んだ今季は82勝80敗でプレーオフ進出を逃した。パドレスとの契約は来季まで残っており、20シーズンの監督生活で通算1517勝1425敗(プレーオフ進出8度)を記録している。

ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長は4人の内部昇格候補(マーク・ホールバーグ三塁ベースコーチ、カイ・コレア・ベンチコーチ、アリッサ・ナッケン・アシスタントコーチ、ロン・ウォタス特別補佐)との面接を済ませたあと、球団外部の候補者にも目を向け始めており、レッドソックスのジェイソン・バリテック捕手コーチ、レンジャーズのニック・ハンドリー特別補佐とドニー・エッカー・ベンチコーチ、マリナーズのスティーブン・ボート・ブルペンコーチらの名前が候補として浮上していた。しかし、ここにきてメルビンが最有力候補に急浮上した形となる。

パドレスのプレラー編成本部長は「ボブは我々の監督だ。今後も我々の監督であり続ける」とメルビンの続投を明言していたが、メルビンがパドレスからジャイアンツへ移籍する可能性は高いとみられている。なお、パドレス新監督候補にはライアン・フラハティ・ベンチコーチとマイク・シルト・コーチの名前が挙げられてる。

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