「県内で探せる」30.8% 岩手大生千人に行った就職意識調査

 

 県内で希望する仕事を探すことができると考える岩手大生は30.8%にとどまることが、同大が学生千人に行った初の就職意識調査で分かった。就職先を選ぶ際に私生活の充実を重視する傾向がみられるが、企業の働き方改革に関する認知度は低く、企業側の情報発信が十分に届いていない可能性がある。

 県内で希望する仕事を探すことについて「できない」は37.1%、「どちらともいえない」は32.1%だった。

 学年別では「できる」と答えた学生のうち、1~3年生が26~32%だったのに対し、4年生が44.2%と高かった。就職活動を通じて県内企業への理解が進んだためとみられる。学部別では教育が最も高い47.0%で、理工は18.3%と最も低かった。

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