主にオークランド・アスレチックスなどで活躍していたスティーブン・ボートが、クリーブランド・ガーディアンズの監督候補に浮上しているという。『ESPN』のジェフ・パッサンが報じている。
ボートはメジャーで10シーズンをプレー。キャリア初期は捕手としては平均以上の攻撃力を武器に活躍し、2回オールスターに選出されたこともある。また、人格者としても知られ、長くプレーしたオークランドでは打席の度に「スティーブン・ボートを信じてる」と合唱が起きるほどの人気者だった。
選手としてクラブハウスをまとめ上げる存在だったボートは、現役時代から「将来の監督候補」と言われていた。2022年を最後に現役を引退してからは、その通り指導者の道を歩み始めている。2023年はシアトル・マリナーズでブルペン兼クオリティコントロールコーチを務めていた。
ガーディアンズは長年の監督だった名将テリー・フランコーナが今季限りで勇退。後任を探していた。
ガーディアンズは、現在テキサス・レンジャーズでアソシエイト・マネージャーを務めるウィル・ベナブルに面接を申し出たが、それをベナブルに断られたという報道も先に出ていた。
ガーディアンズは若い選手が多いチーム。ボートやベナブルといった監督経験がなくとも比較的若い人材を候補に描いているのかもしれない。