両リーグ第7戦突入は史上4度目 フィリーズは球団史上初の第7戦

日本時間10月24日、ナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦はダイヤモンドバックスが勝利し、アメリカン・リーグに続いてナ・リーグも第7戦に突入することが確定。両リーグのリーグ優勝決定シリーズが第7戦までもつれるのは、2003年、2004年、2020年に続いて史上4度目となった。フィリーズは1883年から続く球団の歴史のなかで、プレーオフの「第7戦」を戦うのは今回が初めて。1998年創設のダイヤモンドバックスは、世界一を決めた2001年ワールドシリーズ第7戦に続いて2度目である。

リーグ優勝決定シリーズは、両リーグの球団拡張によって東西2地区制が導入された1969年に始まったが、当初は3勝先取の最大5試合制。リーグ優勝決定シリーズが4勝先取の最大7試合制という現行のシステムに変更されたのは1985年のことである。それから40年近くが経過しているが、両リーグとも第7戦までもつれるのは今回が4度目。過去3度は以下のような結果となっている。

2003年
ヤンキース4-3レッドソックス
マーリンズ4-3カブス
(4勝2敗でマーリンズが世界一)

2004年
レッドソックス4-3ヤンキース
カージナルス4-3アストロズ
(4勝0敗でレッドソックスが世界一)

2020年
レイズ4-3アストロズ
ドジャース4-3ブレーブス
(4勝2敗でドジャースが世界一)

フィリーズは1883年から続く球団の歴史のなかで、第7戦をプレーしたことが1度もない。これまでは第6戦までもつれた1980年のワールドシリーズ(4勝2敗)、1993年のリーグ優勝決定シリーズ(4勝2敗)、1993年のワールドシリーズ(2勝4敗)、2008年のワールドシリーズ(2勝4敗)、2010年のリーグ優勝決定シリーズ(2勝4敗)、2022年のワールドシリーズ(2勝4敗)が最も多い試合数だった。

MLBで最も新しいチームの1つであるダイヤモンドバックスは、球団創設4年目の2001年のワールドシリーズで第7戦を経験している。このときはヤンキースの守護神マリアーノ・リベラから主砲ルイス・ゴンザレスがサヨナラ打を放ち、ワールドシリーズ制覇。それ以来、球団史上2度目の第7戦ということになる。

球団初の第7戦をプレーするフィリーズが勝利するのか。それとも、ダイヤモンドバックスが縁起のいい第7戦で勝利するのか。大注目の一戦となりそうだ。

The post 両リーグ第7戦突入は史上4度目 フィリーズは球団史上初の第7戦 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.