NBA初のノンバイナリー審判誕生、フローレスがカミングアウト

NBA3年目のフローレスがカミングアウト

NBAレフェリーのチェ・フローレスが、アメリカ「GQ」のインタビューの中で、自分の性認識を男性か女性かという枠組みをあてはめようとしないノンバイナリーであるとカミングアウト。この記事を受けてNBAは公式サイトで「NBA初のノンバイナリー&トランスジェンダーの審判が誕生」と紹介した。

フローレスは大学バスケで13年のレフェリー経験を持ち、WNBAで10シーズン、Gリーグで9シーズン審判を務め、WNBAファイナルも担当したことがある。そしてNBAでは2021-22よりレフェリーを務めていて、合計37試合を担当している。フローレンスは今年9月のレフェリー会議の中で、ノンバイナリーであることを正式に告白。カミングアウトするか話し合い、今回のインタビューにつながったという。

GQでのインタビューの中でフローレスは、SHEという間違った性別の代名詞で呼ばれるたびに複雑な気分だったと明かし、「若い子供たちに、私たちは存在することができ、あらゆる方法で成功することができるということを知ってもらいたい」と子供たちへのメッセージになればと語っている。

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