かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏が、アーセナルのGK事情について言及した。
現在、アーセナルではスペイン代表GKダビド・ラヤが正守護神として起用されている。今季開幕直後はイングランド代表GKアーロン・ラムズデールが先発していたものの、ミケル・アルテタ監督は現地時間9月17日に行われたプレミアリーグ第5節のエヴァートン戦でラムズデールを今季初のベンチスタートに。以降はラヤが優先されるようになっている。
しかし、10月21日に行われたプレミアリーグ第9節のチェルシー戦(△ 2-2)において、ラヤは中途半端なポジション取りをしていた隙を突かれ、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクに頭上を抜かれるシュートを決められた。
イギリスメディア『football.london』によると、G・ネヴィル氏はラヤの現状を次のように評した。
「彼にとっては難しい状況だ。まるで“助けてくれ”とでも言っているような表情をしている。(GKは)最もタフなポジションだし、リーグ屈指のビッグクラブに所属していれば、より厳しい視線にさらされることになる」
また、G・ネヴィル氏はアーセナルのGK事情には“元凶”があると考えている模様だ。
「ラヤやラムズデールが置かれている状況を作り出したのは、アルテタだ。私は、現状のままでうまくいくと信じたことが一度だってないし、私たちは今、明確な課題を目の当たりにしていると思っている。なぜなら、(ラヤには)これからさらなるプレッシャーがかかるからだ」
「ラムズデールはシーズン開幕当初、それほどミスをしていなかったんだ。しかし、今のラヤはミスを犯し始めている」
果たして、今後アーセナルで正GKの再交代は起こるのだろうか。