老人ホーム殺人事件 容疑者の「鑑定留置」始まる 刑事責任能力の有無を調べる【長野】

塩尻市の老人ホームの元職員が入居者を殺害した疑いで逮捕・送検された事件で刑事責任能力を調べるための鑑定留置が始まりました。
下諏訪町の無職・望月大輔容疑者(40)は去年5月、当時勤務していた塩尻市の老人ホームで入居者の前田裕子さん(当時77歳)に薬物を飲ませ、殺害した疑いが持たれています。去年3月、不正に入手した前田さんの通帳を使い、現金7万円を引き出して盗んだ罪などで起訴されています。捜査関係者によりますと、盗みの発覚を恐れて殺害した可能性なども含めて慎重に調べています。
長野地検松本支部は刑事責任能力の有無を調べる「鑑定留置」を裁判所に請求し、認められました。来年1月9日まで精神鑑定が実施されます。

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