ガブリエウ・ジェズスのCL3戦連発弾で新生セビージャを下したアーセナルがグループ首位に浮上!【CL】

[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)グループB第3節のセビージャvsアーセナルが24日にサンチェス・ピスファンで行われ、1-2でアーセナルが勝利した。アーセナルの冨安健洋はフル出場した。

ここまで2戦連続ドローでグループ3位のセビージャ(勝ち点2)は、ディエゴ・アロンソ新監督の初陣となったレアル・マドリー戦(1-1△)と同じ先発メンバーを採用。ルケバキオ、エン=ネシリ、オカンポスを前線に並べた[4-3-3]で試合に臨んだ。

一方、1勝1敗でグループ2位のアーセナル(勝ち点3)は、直近に行われたチェルシーとの“ロンドン・ダービー”(2-2△)の先発から左サイドバックのジンチェンコを冨安に変更した以外は同じ先発メンバーを起用。サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリとお馴染みの3トップで試合に臨んだ。

主導権争いがしばらく続いた中、7分にはマルティネッリの横パスからボックス左に侵入した冨安がゴール左に外れたもののファーストシュートを放つ。

さらにアーセナルは8分に冨安のロングパスを最前線で受けたガブリエウ・ジェズスのラストパスからマルティネッリが決定機を迎えたが、シュートは絶妙な飛び出しでコースを狭めたGKニーランに阻まれた。

対するセビージャは10分、ヘスス・ナバスの右クロスをニアに走り込んだオカンポスが合わせたが、これはゴール右に外れた。

その後は互いになかなかシュートまで繋がらない時間が続いたが、アーセナルは前半終了間際にスコアを動かす。追加タイム4分、自陣からのクリアを中盤で拾ったガブリエウ・ジェズスが絶妙なターンで相手DFを振り切ると、ラストパスで相手DFの裏に抜け出したマルティネッリが飛び出したGKを冷静にかわし、無人のゴールへ流し込んだ。

迎えた後半も先にスコアを動かしたのはアーセナル。53分、ボックス左横でパスを受けたガブリエウ・ジェズスがボックス左から侵入すると、マイナスへのカットインからコントロールショットをゴール右隅に突き刺した。

2点を追う展開となったセビージャは、57分にルケバキオとソウを下げてラメラとマリアーノ・ディアスを投入。すると58分、ラキティッチの右CKをグデリがヘディングでゴールに叩き込み、1点を返した。

その後は両チーム共に選手を入れ替えながらゴールを目指すが、拮抗した展開が続く。終盤にかけては5バックで逃げ切りを図るアーセナルに対し、セビージャが猛攻を仕掛けたが、最後までスコアは動かず。

ガブリエウ・ジェズスのCL3試合連続弾で逃げ切ったアーセナルが、グループステージ2勝目を挙げ、グループ首位に浮上している。

また、グループBもう一試合のRCランスvsPSVは1-1の引き分けに終わった。ここまで無敗でグループ首位を走るRCランスは、ゴールレスで迎えた後半立ち上がりに失点を許す。55分、ティルマンのパスをボックス右角手前で受けたバカヨコが左足一閃。狙いすましたシュートがゴール左隅に吸い込まれた。

先制を許したRCランスは、63分にダヴィド・コスタやサイードらを投入する3枚替えを敢行。すると直後の65分、右サイドでパスを受けたフランコフスキが早いタイミングでクロスを供給すると、ゴール前に走り込んだワイがジャンピングボレーでゴールに流し込んだ。

結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。グループステージ無敗を継続したRCランスだったが、2位に後退している。

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