【ルンルンさせるってなに!?】秋の定番が「スピナーベイト」である理由を藤田京弥さんが解説!

秋のバス釣りの定番といえば巻きモノ。ムービング系のルアーを使って、広範囲を効率よく誘っていく、というのがお約束だ。なかでも「スピナーベイト」をおすすめするのがご存知日本最高傑作・藤田京弥さん。なぜスピナーベイトこそ秋に有効なのか?そしてスピナーベイトを使う際のヒントを紹介しよう。

<スピナーベイト論のイラストを見る。ルンルンって…!?>

●文:ルアマガプラス編集部

― 藤田京弥(ふじた・きょうや)

彗星のごとく現れ、JBのビッグタイトルを総舐めし、本誌対決企画・陸王の記録までもすべて塗り替えた令和の怪物。その勢いはとどまることを知らず現在アメリカを中心に活躍中。学生時代の部活動はバドミントン。

秋の巻きはスピナベが基本

― 下がり行く活性と速度感がマッチ

秋シーズンの実釣取材を行った際、藤田さんは1日の約7割ほどの時間をスピナーベイトに費やしていた。一体なぜ?

藤田「梅雨みたいにバスが元気ならブレーデッドジグみたいな速い巻きでもいいんですが、秋はどうしても冬に向けて活性が下がっていく時期なので、横方向でもできる限りゆっくり引けるスピナーベイトが有利な場面が多いですね。結構秋はスピナーベイトを基準にすることが多いかもしれません」

いわゆるサーチ的な場面でも活躍するのがスピナーベイトなのだが、その場合、レンジやスピード感は何を基準に判断していくのだろうか。

藤田「よほど濁っていたり、特別な状況下でなければ、見えるか見えないかのレンジをゆっくり巻きますね。意外とバイトの瞬間も見えるんで、ドキドキできる楽しい釣りです(笑)。あと、スピナーベイトは不思議なバイトが多いですね。突然、ギランと翻ったり、ライブスコープを見ていると追尾してきてヌーッと食べたり、他の巻モノにはないスピナーベイトならではの魅力があるんだと思います」

藤田京弥の『秋』スピナーベイト

― ルアー:納得するものを使う!

スーパーイラプションJr. 3/8oz【ジャッカル】+スナッグレストレーラーM(リューギ)

ブレードパワーやサイズ、カラーを使い分けることも重視していた。

実釣取材時にはスカートを巻き直す場面もあり、コダワリの強さを感じられた。

スーパーイラプションJr. 3/8oz【ジャッカル】

― 使い方のポイント1:トレースコースは重要

巻モノのなかでもその利便性から比較的愛用者が多いのもスピナーベイト。他の人と差をつけるにはどうするべきか?

藤田「トレースコースですね。同じスポットでもコースが変わるとバイトすることが結構あるので、納得がいくまで投げます」

取材時には最大で1スポット7投することもあった。

― 使い方のポイント2:目線より上を意識せよ

障害物際でのカーブスローロールからのレンジキープが今回のメイン。その際、常にバスの目線よりも上にルアーが来ることを意識している。

― タックル:グラスロッドがオススメ!

ロッド:リベリオン701MFB-G【DAIWA】リール:スティーズリミテッドSV TW1000S-XHL【DAIWA】ライン:スティーズフロロクロスリンク14lb【DAIWA】

藤田「ソフトなティップがアクション毎に余力を作ってくれるので、突っ張りすぎゆっくり引けます。スピナーベイトがルンルンに泳いでくれますよ。ノリもいいし、最高です」

ダイワ(DAIWA) バスロッド リベリオン 701MFB-G 釣り竿


※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

© 株式会社 内外出版社