ボウチー監督 異なる3球団でリーグ優勝決定シリーズ突破は史上初

日本時間10月24日、レンジャーズは敵地ミニッツメイド・パークで行われたアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦に勝利し、2011年以来12年ぶり3度目となるリーグ優勝が決定。ブルース・ボウチー監督は就任1年目でチームをワールドシリーズに導いた。ボウチー監督はパドレス時代(1998年)とジャイアンツ時代(2010年・2012年・2014年)にもリーグ優勝決定シリーズを突破しており、「異なる3球団でのリーグ優勝決定シリーズ突破」は史上初の快挙となった。

レンジャーズのリーグ優勝決定を受けて、MLB公式サイトではサラ・ラングス記者がボウチー監督に関する様々なデータを紹介している。

【1】ボウチー監督は今年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦も含め「勝てばシリーズ制覇、負ければ敗退」という「勝者総取り」の試合で通算6勝0敗。6勝は歴代最多であり、6連勝も歴代最長記録となっている。

【2】ボウチー監督は2勝3敗と追い込まれたあとに2連勝し、「負ければ敗退」という試合で通算12勝目と13勝目をマーク。これも歴代最多となっている。

【3】1969年にリーグ優勝決定シリーズが始まって以降、異なる3球団をリーグ優勝決定シリーズに導いた監督は7人目だが、異なる3球団でリーグ優勝決定シリーズを制したのはボウチー監督が史上初。リーグ優勝決定シリーズ開始前も含めると、異なる3球団をワールドシリーズに導いた監督は史上3人目である。

【4】ボウチー監督はリーグ優勝決定シリーズに5度出場し、5度ともワールドシリーズ進出。キャリア最初の5度のリーグ優勝決定シリーズにいずれも勝利した史上初の監督となった。1969年以降、5度のリーグ優勝はスパーキー・アンダーソン、ボビー・コックスと並んで3位タイの回数となっている(ジョー・トーリとトニー・ラルーサが6度)。

【5】ボウチー監督はこれまでにプレーオフで通算16度のシリーズ勝利を記録。これはラルーサと並んで2位タイの数字である(トーリの19度が最多)。

【6】ボウチー監督はジャイアンツ時代に3度のワールドシリーズ制覇を経験。4度以上はケーシー・ステンゲル(7度)、ジョー・マッカーシー(7度)、コニー・マック(5度)、ウォルター・オルストン(4度)、トーリ(4度)の5人しかいない。今年のワールドシリーズを制した場合、4度の世界一は史上6人目の快挙となる。

【7】ボウチー監督はパドレス時代の1998年に43歳でワールドシリーズに進出し、現在は68歳。「43歳以下」と「68歳以上」の両方でワールドシリーズ進出を果たした監督は、マック(1905年に42歳、1931年に68歳)に次いで史上2人目である。

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