ビッグモーター全国34工場行政処分 栃木店は事業停止15日

 国土交通省の各地方運輸局は24日、中古車販売大手のビッグモーターで不正な自動車整備や車検が確認されたとして、栃木県内を含む全国34の工場に対して指定自動車整備の指定の取り消しや、自動車整備の事業停止などの行政処分を出しました。

 国土交通省は7月、24の都道府県の34の工場に一斉立ち入り検査をし、点検・整備料金の過剰請求など道路運送車両法違反を確認しました。今月(10月)13日に処分案を公表し、20日にはビッグモーター側の意見を聴く「聴聞」の手続きを各運輸局で行いました。ビッグモーターの関係者は出席せず、処分案が確定しました。

 処分の内容は、全国34の工場に対して、自動車整備の事業停止を10日から90日などとするもので、県内では栃木市大平町下皆川にある「ビッグモーター栃木店」を事業停止15日としています。

 ビッグモーターは「深くおわび申し上げる。処分の内容を真摯に受け止め再発防止に努める」とコメントしました。

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