「独りよがりのプレー」「信じられないような試合」MOTMとなった久保建英の評価は地元紙で真っ二つ…課題はゴールか

攻撃でチームを活性化も評価が分かれた久保建英[写真:Getty Images]

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の評価が真っ二つに分かれている。
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24日、チャンピオンズリーグ(CL)グループD 第3節でソシエダはアウェイでベンフィカと対戦した。

久保はCLデビューから3試合連続でスタメン出場。右サイドでは多くの仕掛けを見せてベンフィカの守備陣を翻弄。0-1で迎えた67分には、ボックス右で待っていた久保がアマリ・トラオレからのパスを受けると、そのままドリブルスタート。カットインしながら2つ持ち出し、ボックス中央付近で左足を振り抜いた。

鋭いシュートはクロスバーを直撃。あと数センチというところでゴールとはならなかったが、CL初ゴールまで限りなく近づくと、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)にも選ばれていた。

ゴールこそなかったが、積極的なプレーでチームを牽引した久保。ただ、地元紙の評価は真っ二つという状況だ。

スペイン『ElDesmarque』はチーム内でも低評価となる6点(10点満点)とし、仕掛けが上手くいかなかった部分にフォーカスした。

「久保vs世界。日本人は現在得ている自信のため、自ら戦いを仕掛け、何度かミスをした」

「彼はチャレンジしていたが、正確ではなかった」

「かなり独りよがりのプレーだった。イマノルは75分で交代させた」

一方で、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は9点(10点満点)とその他の選手と並んでチーム最高評価を与え、その仕掛けを称えた。

「6回以上のチャンスを生み出した日本人による信じられないような試合だった。彼は最初の瞬間から自分のサイドでやりたいことをやってきた」

「その結果、試合が始まればスタジアムは静まり返った。まるでスズメバチが畑のあちこちを刺しているようだった」

「唯一欠けていたのはゴール。クロスバーのせいで、彼は完全なる栄光を失った」

地元紙の評価も分かれる久保。ただ、これは期待の大きさゆえのこと。文句なしの評価を得るには、やはり結果を残すしかなさそうだ。

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