白菜が高い!大根もトマトもネギも高い! 猛暑と少雨で野菜の価格高騰【長野】

冬の食卓の定番、鍋料理に欠かせない白菜の値段が今年は高くなっています。佐久市の直売所では例年の3割高…しかも、価格高騰の波はほかの野菜にも押し寄せていました。

冷え込みが強まり、鍋料理が恋しい季節になりました。その鍋に欠かせないのが白菜です。新鮮な野菜が並ぶ佐久市の直売所は平日にも関わらずこのにぎわい。
しかし、異変が…

(値段はどうですか、例年と比べると?)

■道の駅ヘラシーテラス佐久南・荻原竜二 副駅長
「いやー、高いですね、高い。例年ですと今の時期250円、300円というところなんですけど、300円超えて400円くらいまで」

大きさにもよりますが、この直売所では例年より3割ほど高いといいます。

■佐久市から
「ちょっと高いですね、400円500円ですからね」
■佐久市から
「スーパーよりもお手頃です、家計に響くのでちょっとでも安くと思って直売所にきてしまいますけど」

「高い」のは、白菜だけではありません。

■道の駅ヘラシーテラス佐久南・荻原竜二 副駅長
「これ(群馬産の大根)うちで仕入れたのが250円。通常だったら150円とか180円とかの世界が、もう200円超えて250円をつけざるをえない」

ネギやトマトも軒並み、価格が高騰。その要因は、夏の猛暑です。

■道の駅ヘラシーテラス佐久南・荻原竜二 副駅長
「高温障害と干ばつの影響でかなり野菜の生育が遅れている」

直売所に白菜を出荷する清野彩加さん。清野さんの畑では収穫がピークを迎えています。畑いっぱいにできた瑞々しい白菜を手作業で収穫します。

■野菜農家・清野彩加さん
「今は順調です。雨ももらったので少し前に」

(夏はどうでした?)

「全然雨がなく、干ばつで結構大変な思いをしました」

この地域の白菜は大きな寒暖差の影響で甘味が強く首都圏や関西圏でも一目置かれているそうです。しかし、猛暑と雨不足で白菜の苗が枯れてしまい植え直す作業にも追われました。最近の雨でようやく順調な出荷にこぎつけ、市場価格の落ち着きも期待されます。

© 長野朝日放送株式会社