今季もチームを救うセーブを見せるアリソン 「守備をもっと改善できる」と向上心を語る

写真:リヴァプールの守備を支えるアリソン

リヴァプールのブラジル代表GKアリソンは、今シーズンも幾度となくチームを救うセービングを見せている。今季ここまでのアリソンの成績は、リーグ戦9試合で9失点、クリーンシートは2回。UEFAヨーロッパリーグには1試合に出場し、1回のクリーンシートを記録している。リヴァプールはリーグ戦で現在4位につけ、上々のスタートを切った。

安定したパフォーマンスを見せるアリソンが、ここ数カ月間で起こった変化について語った。リヴァプールの地元メディア『リヴァプール・エコー』が伝えている。

「いい方向に進んでいると思うが、まだシーズンは始まったばかりだ。新チームが始動して3カ月が経ったが、最高レベルに到達したと言えるのはちょっとした瞬間だけだ」

「試合では非常にいい成績を収めていると思う。でも一貫性に欠けている。一貫性とは、一試合を通して守備面でも攻撃面でも良いプレーし続けることだ。まだ改善の余地がたくさんあるが、チームが悪いという意味ではない。特に守備面でもっと改善できることがある」

今夏はジョーダン・ヘンダーソン(アル・イテファク)、ジェイムズ・ミルナー(ブライトン)、ロベルト・フィルミーノ(アル・アハリ)、ファビーニョ(アル・イテハド)など長年チームを支えた選手が退団。代わってドミニク・ソボスライ、アレクシス・マクアリスター、遠藤航などが加わった。選手が入れ替わったことで「チームのスタイルも少し変化している」と語り、GKの役割についても見解を示している。

「今シーズンはチームが大きく変化した。多くの選手がクラブを去り、多くの選手が入ってきたので、我々のプレースタイルは変化したと思う。今のリヴァプールはボールを保持しポゼッションを好むチームに見えるが、それでもクイックさを備えている」

「カウンター攻撃でも良いプレーができるし、依然としてハイプレスをするのが好きだ。我々は(プレースタイルが)変わったが、同時に過去に持っていた強さも健在だよ。(ユルゲン・クロップ監督は)過去の強さも新しいチームに組み込もうとしている」

「現代のサッカーはビルドアップして自陣からボールをつなぐサッカーを求めている。GKもポゼッションに参加する必要がある。それでもGKにとって重要なことは、セービングやクロス対応、そしてチームを引っ張ることなんだ。GKにとって、ポゼッションに参加することはセービングの二の次だよ」

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