ジャイアンツがボブ・メルビン新監督の就任を発表した。
メジャーリーグ公式ホームページ『MLB.com』は日本時間10月26日、「メルビン監督がパドレスから面接の許可を得て、ジャイアンツの新監督候補に浮上した。そしてメルビンはジャイアンツと3年契約を締結した」と伝えた。
メルビン監督はパドレスと2022年シーズンからの3年契約を結んでいた。契約はあと1年残っている状況であったが、同地区への移籍を決断した格好だ。
ジャイアンツのユニホームを着て記者会見に出席したメルビン監督は、「信じられない瞬間だ。私はジャイアンツの本拠地であるサンフランシスコの近くで育った。ベイエリアのスポーツチームの熱狂的なファンだった。幼い頃には夢にも思わなかったことが起きた」と喜んだ。
続けて「ジャイアンツはこの街の代名詞だ。サンフランシスコはジャイアンツであり、ジャイアンツはサンフランシスコだ。私ほどその言葉の意味を理解している人はいないと思う」と語った。
メルビン監督はMLBでも指折りの名将だ。2003年にマリナーズの監督に就任すると、その後ダイヤモンドバックス、アスレチックス、パドレスを指揮し、20年間で1517勝1425敗を記録した。2007年にはダイヤモンドバックスで、2012年と2018年にはアスレチックスで最優秀監督賞を受賞している。
ファーハン・ザイディ球団社長は「ボブはこのチームと組織にとって、完璧なリーダーだ。彼のもとでプレーした多くの選手は、彼を最高の監督だと言う。それが彼を監督に迎えた数多くある理由のうちの一つだ」と新監督就任の喜びを語った。