キノコ採り遭難の3人を救助 「道に迷った…」 山中で一夜を明かす【長野・伊那市】

伊那市の山林にキノコ採りに入り25日から行方不明になっていた男性3人が午後、無事に救助されました。命に別状はないということです。
午後2時半ごろ、伊那市長谷の山林で救助された男性を乗せた県警ヘリが到着しました。3人のうち、1人は歩いて救急車に。2人はたんかに乗せられました。

警察によりますと25日朝、自宅を出たまま行方が分からなくなっていたのは、伊那市の88歳、63歳、27歳の親族の男性3人です。
山にキノコ採りに入ったまま戻らず、25日午後7時ごろ家族から警察に通報がありました。

■キノコ採りに来た人
「マツタケ、雑キノコ(が採れる)。どこも危ないけど岩場とか滑る」

この林道の先に、3人が乗ってきた車が止まっていたということです。

■林道バスの運転手
「険しいですね、山は。けっこう急でクマも出たりする。寒い中で心配」

電波が途切れるものの携帯電話がつながった3人は、「道に迷った」と話していました。山中で一夜を明かし、26日午後になってヘリで救助され、命に別状はないということです。

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