チェルシー最年長の39歳チアゴ・シウバ、若手との接し方に持論 「常に厳しく接するよう努めている」

自分にも他人にも厳しい様子のチアゴ・シウバ[写真:Getty Images]

チェルシーのブラジル代表DFチアゴ・シウバが、経験の浅いチームメイトとの向き合い方について語った。クラブ公式サイトが伝えた。

2020年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)を契約満了で退団し、フリーでチェルシーに加わったチアゴ・シウバ。9月には39歳の誕生日を迎えるなど大ベテランの域に達しつつあるものの、今なおプレミアリーグ屈指のセンターバックとして活躍を続けている。

その一方、チェルシーはオーナーが代わった2022年夏から大型補強を繰り返しており、将来有望な若手選手が多数在籍。チアゴ・シウバは自身のミラン時代やPSG時代を振り返りながら、これまで味わったことのない経験をしていると語った。

「たとえばミランはすでにチームが出来上がっていて、僕は出航するボートに飛び乗っただけだった。カタール人オーナー2年目のシーズンに加入したPSGも似たような状況だった。他の選手たちとともにPSGを勝利に導くことができた」

「それから僕はここに加わった。チームはすでに出来上がっていて、悪い結果を残していたにもかかわらず、その後はうまくいき始めた。今はまったく新しい状況にある。ここには本当に若い選手たちがいる」

「僕はチームの最年長選手だし、リーグ全体で見てもそうだと思う。だけどチェルシーはプレミアリーグで最も若いチームなはずだ。選手の多くはプレミアリーグでのプレー経験がなく、多数の異なるリーグからやって来ている。だから、彼らも順応しなければならなかった」

また、チアゴ・シウバは自分だけでなく他の選手たちにも厳しくあたり、チーム全体の向上を図っていることを明かした。

「僕には彼ら(若手)ほど時間がないから、自分を追い込んでしまう。負けて笑顔で帰ることも、のんびり暮らすこともできない。だから自分にとても厳しくしてしまう。この状況を少しは受け入れることができるようになったけど、選手たちに対しても常に厳しく接するよう努めている」

「人生の中で何が起こったとしても、常に最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。たとえ彼らにまだ時間がたくさんあるように見えても、次のチャンスが突然やってくるわけではないから全力と最善を尽くしてほしいんだ」

「つまり、できる限りの最善を尽くすことができれば、それは間違いなく僕たちにとってプラスになる」

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