「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」葉加瀬太郎が子ども楽器隊のために書き下ろした楽曲がテレビ初披露

2024年3月1日に、シリーズ第43作映画「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」が公開。音楽をテーマにした本作を記念して、全国の子どもたちによる「ドラえもん」の楽器隊が結成され、彼らのために世界的バイオリニスト・葉加瀬太郎が書き下ろした楽曲「キミのぽけっと」が、テレビ朝日系で10月28日放送のテレビアニメ「ドラえもん」(土曜午後5:00)で初公開される。

このたび「みんなで響き合う音楽の楽しさ」を感じてもらい、子どもたちの「音楽に挑戦してみたい!」「楽器を弾いてみたい!」「もっとうまくなりたい!」といった気持ちを応援するプロジェクト「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」が始動。プロジェクトの一環として、全国の子どもたちによるドラえもんの楽器隊・ドラドラ♪シンフォニー楽団を結成することとなり、葉加瀬はそのスペシャルサポーターに就任していた。

「キミのぽけっと」について、葉加瀬は「最初の打ち合わせでスタッフの皆さんが作品への思いを熱く語ってくださったのですが、その打ち合わせが終わって次の仕事に行く車の中で、まずリコーダーやバイオリン、ボンゴ、チューバなどの楽器をキャラクターのみんなが楽しそうに演奏する画が頭に浮かび、そこからすぐにメロディーも浮かびました」と、国民的作品とそこに関わっている制作陣の思いを聞き、大きな刺激を受けたことを振り返る。

また、楽曲については「藤子・F・不二雄先生にとっての“SF”は“サイエンスフィクション”ではなく、“少し不思議”な物語だとうかがったので、そのキーワードを基に曲を書きました。アレンジをしてくださった羽毛田丈史さんのアイデアで、イントロにモーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』のフレーズを入れたのですが、“少し不思議”でファンタジックな世界って、音楽でいえば、まさしくモーツァルト。彼の音楽は、無邪気で天才的で遊びも感じさせてくれるでしょう?」と制作秘話も披露。

そして、「『ドラえもん」の楽曲を作ることができるのは、1人の日本人として大きな誇り。制作しながら、ずっとドキドキワクワクしていました。一緒にコンサートツアーを回っている気心知れたミュージシャンたちにレコーディングを頼んだのですが、『ドラえもん』のための楽曲だよと話したら、みんないい年なのにウキウキしていました。やっぱり日本人にとって、ドラえもんの存在ってものすごく大きいですね」と、あらためて国民的アニメの偉大さを感じたことを明かした。

なお、10月28日の放送は「酒の泳ぐ川」「かしきり電話」の2本立てで送る。

「酒の泳ぐ川」は、パパ(声・松本保典)のために高級な酒を増やしてあげたいというのび太(声・大原めぐみ)の思いやりから始まるストーリー。ところが、ドラえもん(声・水田わさび)が、酒を魚のサケと勘違いしてひみつ道具“サイラン液”を出してしまったことから、大騒動が起きる。

「かしきり電話」は、10円玉を入れて電話をかけるとどんなものでも貸し切りにしてくれるひみつ道具“かしきり電話”をめぐる物語。ジャイアン(声・水田わさび)のリサイタル会場として貸し切ることができるのは、一体誰の家なのか?

“ちょっと不思議”なひみつ道具が登場する、エピソードにも注目だ。

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