森山未来が手がけるアート施設、「展覧会」で神戸の街をジャック

神戸・北野エリアにある、国内外のアーティストが滞在制作をおこなう施設「アーティスト・イン・レジデンス神戸(AiRK)」で、初となるリサーチプロジェクトが開催。北野の街なかを巻き込んだ「まちなか展覧会」として、11月4日よりスタートする。

「まちあるき展覧会」の主会場となる「ローズガーデン」(C)きるけ。

寝食をともにしながら、作品作りに没頭できる場所として、2022年4月に誕生した同施設。アーティストの森山未來や神戸で芸術センター「KIITO」を手がける大泉愛子、「神戸フィルムオフィス」の代表・松下麻理など、アートの力で神戸を盛り上げたいと集まったメンバーにより、創造された場所だ。

今回はそんな同施設で初となるリサーチプロジェクトがおこなわれることとなり、記念すべき第1回目には現代美術家・久保田沙耶氏が選出。神戸・北野に点在するギャラリーや店舗、モダン建築を巻き込んだ「まちなか展覧会」が11月4日から3週間にわたって催される。

現代美術家・久保田沙耶氏(C)JunyaIgarashi

同展覧会のキュレーターをつとめる森山は、「アーティストとしての自分が、これから活動していく『場』としての神戸をどのように活性化させていくか。日々模索しているなかでの活動の一環と捉えています。ヒト・モノ・コトと出会うことによって、それがバとなり、トキとなる。鑑賞者としてだけではなく、そんな『場』や『時』を生み出す当事者として、是非、久保田沙耶さんが生み出す光の世界に足を運んでいただけたら幸いです」とコメントしている。

11月26日までの会期中、パフォーマンスやトークセッションには森山も参加予定。主会場は「ローズガーデンギャラリースペース」(神戸市中央区)、そのほかの会場は公式サイトにて。入場料は1000円。

『北野光遊浴 KITANO Optical Wave Bathing』

期間:2023年11月4日(土)~11月26日(日)
会場:ローズガーデン ギャラリースペース(神戸市中央区山本通2-8-15)
営業:11:00~18:00(休廊日は水曜)
料金:1000円(ローズガーデンにて販売)

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