女子高校生を誘拐の疑い 28歳の男 単独犯行か… 身柄を送検【長野】

大町市で行方不明になっていた16歳の女子高校生を誘拐した疑いで、警察は岩手県の28歳の男を逮捕し、送検しました。行方不明になっていた2カ月間、2人に何があったのか…。出会いや、誘拐した経緯について捜査が進められています。

■記者
「容疑者を乗せた車が走り出しました。これから長野地検松本支部に身柄が送られます」

未成年者誘拐の疑いで逮捕・送検されたのは、岩手県奥州市の派遣社員の男(28)です。警察によりますと、男は大町市に住む女子高校生が未成年であると知りながら保護者に無断で連れ去り、先月30日頃までのおよそ1カ月間、自宅で寝食させるなどした疑いが持たれています。男の自宅の近くに住む人は、驚きを隠せません。

■近所の人
「(男を)しばらく見ていない。ちょっと信じられないですよね」
■近所の人
「暴力したり殺したりはしてないからいいけど、ショック」

女子高生がいた大町市から容疑者の家がある岩手県奥州市まではおよそ600kmあります。警察は移動手段を明らかにしていませんが、車でおよそ7時間半、電車だと最短6時間かかります。

女子高校生が見つかったのは、岩手から100km離れた仙台市内。29日朝、男と一緒にいる所を県警の捜査員に保護されました。警察は男の単独犯とみて捜査していますが、認否を明らかにしていません。また、暴行や脅迫、監禁などはなかったとみて、出会った経緯などを詳しく調べています。

© 長野朝日放送株式会社