市民への無差別空爆停止へ署名活動中 医師団

 国境なき医師団がネットでイスラエル・パレスチナでの一般市民に対する無差別空爆・攻撃と「集団的懲罰」の即時中止などを求める署名活動に取り組んでいる。署名は11月6日まで受け付け、事態の早期沈静化とガザ地区の人道状況改善の必要性を国際社会に訴える政府の取り組みを後押しするため署名簿を届けたいとしている。

 紛争当事者に求めているのは(1)一般市民に対する無差別空爆・攻撃と「集団的懲罰」の即時中止(2)医療施設、医療従事者を攻撃しない。安全な患者搬送の保証(3)一般市民の安全な空間・移動の確保、食料、水、医療へのアクセスの確保。

 (4)ガザ地区への医薬品、医療機器、食料、燃料、水など、人命を救うために必要な量の人道援助物資の搬入、医療・人道援助従事者の緊急避難と入境許可(5)出国を希望する者、帰還の権利を害されることなく安全に出国できなければならず、検問所付近への空爆を行わないことの5点。

 医師団は5万人の署名を目標に活動中で、30日までに約3万5000人の署名が集まっている。(編集担当:森高龍二)

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