ベリンガムがユナイテッド移籍を拒否した理由 クラブOBのレジェンドが明かす

写真:ベリンガムはユナイテッドでプレーする可能性もあったのだろうか ©Getty Images

今夏にドルトムントからレアル・マドリードに移籍し、目覚ましい活躍を見せているイングランド代表MFジュード・ベリンガム。過去にはマンチェスター・ユナイテッドに彼を獲得できるチャンスがあったようだが、同クラブのOBである元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏によると、クラブ側がみすみすそのチャンスを逃していたという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

ベリンガムは2020年夏、バーミンガムからドルトムントへと移籍し、成長への第一歩を踏み出した。実はこの時、ベリンガムはマンチェスター・ユナイテッドのトレーニング施設を見学し、元監督であるサー・アレックス・ファーガソン氏から様々なアドバイスを受けていたという。

しかしマンチェスター・ユナイテッドに移籍することはなく、2275万ポンド(約41億7660万円)の移籍金でドルトムントに移籍した。そしてファーディナンド氏によると、この時にマンチェスター・ユナイテッド側が示した態度が、同クラブへは移籍しないというベリンガムの決断につながったという。

「この件について私が聞いたことを教えてあげよう。彼はファーストチームの選手として契約されることを保証してほしかったんだ。しかし、ユナイテッドは彼にそのような保証を与えたがらなかった。これは確かな情報筋から私が聞いた話だ」

「ファーストチームの選手であることの保証が与えられなかったので、彼は『僕は自分の実力、自分の価値を知っている。あなた方が僕の価値を認めてくれないのであれば、私はここからは出て行って他のクラブを探します』と言ったらしいんだ」

マンチェスター・ユナイテッドはエリック・テン・ハフ監督の就任以降、移籍マーケットに1億7000万ポンド(約312億2160万円)を費やしているが、プレミアリーグでは現在8位と十分な成果を得ているとは言い難い。もしこの時にベリンガムを獲得していれば、状況は違っていたかもしれない。

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