テン・ハフが明かすマグワイア起用法「前線からのハイプレスを仕掛けてくる相手には、右センターバックでのプレーが最適だ」

写真:テン・ハフ監督から信頼を得ているマグワイア

10月29日に行われたマンチェスターダービー、ライバルのマンチェスター・シティ相手にホームで屈辱の3失点で完封負けを喫したマンチェスター・ユナイテッド。テン・ハフ監督はこの重要な一戦に、ラファエル・ヴァランをベンチに置き、ハリー・マグワイア、ジョニー・エヴァンズのセンターバックコンビを起用した。試合後テン・ハフ監督は『Sky Sports』のインタビューに応じ、シティ戦におけるセンターバックの起用法について説明している。

「エヴァンズを先発に起用し、ヴァランをベンチスタートさせたのは戦術的な理由によるものだ」と語り、コンディション面での起用法であることを否定した。

「マンチェスター・シティとの対戦時、彼らは前線からプレスをかけてくる。ヴァランは右センターバックでプレーし、マグワイアは左センターバックでプレーすることになる。しかし、その並びだと最終的にロングボールを多用することになりかねない。私の考えでは、前線からのハイプレスを仕掛けてくるチームに対しては、マグワイアを右センターバックで起用する方が効果的だと考えている」

ヴァランはレアル・マドリード時代から主に右センターバックで起用されており、マグワイアを右に配置したいテン・ハフ監督にとっては、ヴァランをベンチに置き、左にエヴァンズを配置することで、DFラインからのビルドアップをより潤滑に行う狙いがあったという。

左センターバックでのプレーを得意とするリサンドロ・マルティネスが負傷離脱中であるため、テン・ハフ監督は今後もセンターバックの組み合わせには頭を悩ませることになりそうだ。

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