陸上自衛隊習志野演習場で11月2日、武装工作員の侵入など、緊急事態を想定した訓練が、千葉県警と合同で行われました。
この訓練は、県警と自衛隊が緊急時の連携を強化するために毎年行っているもので、訓練会場となった千葉県船橋市の陸上自衛隊習志野演習場には、自衛隊員や県警の機動隊員ら約110人が集まりました。
訓練に先立ち陸上自衛隊第1師団第32普通科連隊長の榧野道彦1等陸佐は「いつ何が起こるか分からない、国際情勢のため緊張感を持って訓練に臨んでほしい」と挨拶しました。
訓練は、国内で武装工作員が確認されたという想定で行われ、重要保護施設の警護に向かう自衛隊の車両を県警が目的地まで先導する手順などを確認しました。
県警の担当者は「今後もそれぞれの強みを活かした対処能力の向上に努めていきたい」と話しました。
陸上自衛隊 第1師団 桜井弘紀 2等陸佐
「いついかなる事態にも対処できるように、警察と自衛隊が緊密に連携を深め強固な関係性を構築していきたい」