3度目の正直でついに戦線復帰。今夏加入のギュレル週末のラージョ戦でメンバー入りへ

写真:5日のラージョ戦でメンバー入りが濃厚となったギュレル ©Getty Images

今夏にフェネルバフチェからレアル・マドリードへ加入したトルコ代表MFアルダ・ギュレルは、度重なる負傷離脱から回復を果たし、現地時間11月5日に行われるラージョ・バジェカーノ戦で今シーズン初のメンバー入りを果たすことになりそうだ。スペイン『Marca』電子版が伝えている。

ギュレルはアメリカで行われたプレシーズンで右膝半月板損傷で戦線離脱すると、8月14日には膝の手術を受け、離脱期間は約6週間と見られていた。リハビリは順調に進み9月27日のラス・パルマス戦前日会見ではカルロ・アンチェロッティ監督もギュレルのメンバー入りを明言したものの、直前のトレーニングで左大腿直筋の損傷により試合直前でメンバー外となった。

原則的には3週間程度の離脱期間が予定されていたが、クラブは18歳と若く、フィジカル的に問題のあるギュレルの復帰には慎重を期した。特にフィジカルスタッフは下半身の筋肉を強化することに重きを置いていたという。このため、当初予定されていた3週間の離脱期間は5週間に延長されたが、デビューへ向け万全の状態となった。

しかし、現在クラブは前線に目立った負傷者を抱えておらず、また、リーグで2位につけるジローナとは得失点差でかろうじて首位に立っている状況を踏まえると、週末のラージョ戦でのデビューは得点差がついた終盤でのプレーに限られそうだ。トップチームに登録されているフィールドプレーヤーで唯一公式戦でのプレーがないギュレル、今週末にホームのサポーターの前で公式戦デビューを果たすことはできるだろうか。

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