「ざる菊で癒やされて」 南足柄で黄、白、赤…1200株鮮やかに 地場産品の販売も

1200株のざる菊が並ぶ「花咲く里山」=10月30日、南足柄市大雄町

 深まる秋に、神奈川県南足柄市大雄町の「花咲く里山」でざる菊が咲き始めた。「花咲く里山協議会」の山崎政行会長が育てた黄色や白、赤など約10種類のざる菊1200株が並ぶ。

 今年は夏の暑さが長引いた影響で例年と比べて10日ほど開花が遅く、11月末ごろまで楽しめるという。妻と訪れた東村純一さん(82)はカメラを片手に「毎年ざる菊を見に来ている。今年も手入れが行き届いていてきれい」と笑顔で話していた。

 11月26日まで「ざる菊まつり」を開催し、会員が収穫したミカンや柿、里芋といった地場産品を販売している。山崎さんは「里山の景観と一緒にいろんな色のざる菊を見て癒やされてほしい」と来場を呼びかけている。

 入場無料。問い合わせは、山崎さん電話090(9369)7602。

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