レベッカ・ウェルチがプレミア史上初の第4審に任命…今週末のフルアムvsマンチェスター・ユナイテッド

すでに下部カテゴリーでは主審も努めるレベッカ・ウェルチ[写真:Getty Images]

プレミアリーグ史上初となる女性のフォースオフィシャル(第4審)が誕生することになった。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

プレミアリーグは、11月4日にクレイブン・コテージで行われるプレミアリーグ第11節のフルアムvsマンチェスター・ユナイテッドで、レベッカ・ウェルチ(39)がフォースオフィシャルを務めることを明かした。また、同試合ではシアン・マッシー=エリスがVARアシスタントを務める。

プレミアリーグでは、1997年にウェンディ・トムズが史上初の女性アシスタントレフェリーを務め、その後にナタリー・アスピナルとマッシー=エリスが続いた。そして、今回ウェルチが史上初となるフォースオフィシャルに任命された。

ウェルチは、2017年にアシスタントレフェリーとしてイングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)への昇格をオファーされたが、これを断って主審に転向。以降は2018-19シーズンまでにナショナルリーグ(イングランド5部)の審判を務め、同時に女子の試合でも審判を続けた。

2017年と2020年に女子FAカップ決勝を裁いたウェルチは、2020年に国民保健サービス(NHS)の管理者の職を辞して、欧州サッカー連盟(UEFA)のエリートカテゴリーの女性審判員に昇格。

2021年のフットボールリーグ2(イングランド4部)でポート・ヴェイルvsハロゲート・タウンで、イングランド史上初の女性主審となった。さらに、今年1月にはバーミンガム・シティvsプレストン・ノースエンドで、チャンピオンシップ(イングランド2部)で初の女性主審という偉業を成し遂げてきた。

また、先のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップでも担当審判員に選出され、ラウンド16のオーストラリア女子代表vsデンマーク女子代表を含む3試合を担当していた。

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