ヤマエグループHD、菓子卸全国規模に コンフェックスHDを買収

ヤマエグループHD(本社・福岡市博多区、網田日出人代表取締役会長CEO)は10月31日、菓子卸大手のコンフェックスHD(本社・東京都渋谷区、昆靖社長)の発行済株式の66.0%を投資ファンドから取得し子会社化することを決めた。同日ファンドのCFP投資事業有限責任組合と株式の譲渡契約を締結。12月29日に株式等譲渡を完了する予定。

なお、関連費用を含めた株式の取得総額は161億4千3百万円。ワイ&アイHDを併せてヤマエグループの出資率は94.9%、伊藤忠商事が残り5.1%を保有する。

ヤマエは2016年に九州のいんま商事(現・ヤマエ菓子)の買収を機に菓子卸に進出。2018年12月にはヤマエグループHD傘下のヤマエ久野が伊藤忠食品と合弁会社ワイ&アイHDを設立している。今回のコンフェックス買収でヤマエグループHDは菓子卸で全国大手に躍り出る。

一方のコンフェックスHDは1906年に「四国屋商店」として創業。全国規模で菓子メーカーとの取引を持っているほか、セブンイレブンやSMに卸販売しセブン向けの物流などを請け負っている。セブンイレブンとの取引が多いコンフェックスがヤマエHD傘下に入ることで、ヤマエとセブンイレブンの関係性はより強化されるものとみられる。

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