三浦按針ゆかりの立像、横須賀で25日まで展示 全国巡回の締めくくり

エラスムス立像のレプリカ(中央左)や按針像(同右)の前に立つ田口会長(左)らコロボックルの会のメンバー=3日、横須賀ウェルシティ市民プラザ2階

 江戸幕府の初代将軍・徳川家康の外交顧問として活躍した英国人ウィリアム・アダムズ(三浦按針)ゆかりのエラスムス立像(レプリカ)の展示が3日、横須賀市西逸見町のウェルシティ市民プラザ2階で始まった。入場無料。25日まで。

 エラスムス立像は、按針が1600年に大分県臼杵市に漂着した際、乗っていたリーフデ号の船尾に取り付けられていた。後に幕府の旗本が持ち帰り、知行地の菩提(ぼだい)寺である龍江院(栃木県佐野市)に寄進したとされる。実物は国の重要文化財に指定され、東京国立博物館に保存されている。

 展示しているのは佐野市出身の彫刻家笹川むもんさんが2017年に制作したレプリカの木像で、高さ105センチ。普段は龍江院に展示されている。

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