ミント神戸に「ちょっとニッチ」な新フロア、サウナ専門店も

神戸・三宮エリアの複合商業施設「ミント神戸」(神戸市中央区)の6階が、11月3日にリニューアルオープン。フロアにはアウトドアサウナや白衣の専門店など、これまで一般消費者が商業施設で気軽に体験できなかったようなニッチなブランドが揃った。

11月3日にオープンした「ミント神戸」(神戸市中央区)の6階フロア(写真はサウナ専門店「Metos Sauna Soppi」)

■ ショッピングフロアで未知の「サウナ体験」

同フロアは、ターゲットの30〜60代が心身ともにあらゆるシーンで健康になってもらう「ウェルネス ライフ」がコンセプト。ウェルネスといっても健康グッズがならぶ店舗とは異なり、専門分野の事業者などとの取引をメインにしていた専門店出店が多い珍しい構成になっている。

「ミント神戸」(神戸市中央区)の6階フロアにオープンした西日本初出店の「Metos Sauna Soppi(メトスサウナソッピ)」

特に注目は、西日本初出店・全国2店舗目となるサウナ専門店「メトスサウナソッピ」。日本でもブームの兆しが見える「テントサウナ」や、エストニアから輸入されているイグルーサウナなどの屋外に設置するサウナの実物を展示。木の香りが気持ちの良いログハウス型のサウナは、温度は低めに設定されており、服を着たまま体験できる。

また、フィンランドから輸入されたユニークなサウナハットや、サウナストーンに水をかけて蒸気を楽しむ「ロウリュ」用のアロマオイルなども販売。3歳くらいからサウナ体験をするというフィンランドのサウナ文化にふれることができる。

■ 医療用ユニフォームも「オシャレに」並ぶ

また、ターゲットがニッチすぎて驚くのは、兵庫初出店の医療用ユニフォームの「クラシコ」。「医療産業都市の神戸ということで、コロナで頑張っていただいた医療従事者の仕事環境を良くすることも一種の健康という認識で出店してもらった」と同施設の担当者。素材と着心地を重視したウエアは、オフの日にも着用している人がいるほど丈夫で動きやすく、ジェラートピケとのコラボナースウエアも人気だそうだ。

「ミント神戸」(神戸市中央区)の6階フロアにオープンした「Classico」(写真は内覧会にて撮影)

ほかにアウトドア用アパレルやグッズ、アスレチックを展示する「レングポーゲ」は全国初出展。アウトドアファッション「SORA」、そして各地の店舗の営業終了が相次ぐなか、神戸のリアル店舗は外せないという「タワーレコード」がリニューアル。6階フロア全10店舗が、11月3日にグランドオープンした。営業時間は昼11時〜夜8時。

取材・文・写真/太田浩子

ミント神戸

住所:神戸市中央区雲井通7-1-1
営業:11:00〜20:00

© 株式会社京阪神エルマガジン社