浅野のドッペルパックでダルムシュタットを下したボーフムが今季初勝利を飾る!【ブンデスリーガ】

[写真:Getty Images]

浅野拓磨の所属するボーフムは3日、ブンデスリーガ第10節でダルムシュタットと対戦し2-1で勝利した。

開幕から9試合勝利のない16位ボーフム(勝ち点5)が、昇格組の14位ダルムシュタット(勝ち点7)のホームに乗り込んだ一戦。ボーフムの浅野は[3-4-2-1]の左シャドーでスタメンとなった。

立ち上がりからホームチームが積極的な入りを見せると、ボーフムは9分にピンチ。メーレムの右クロスのこぼれ球をボックス手前のスカルケがダイレクトシュートで狙うと、右ポストに弾かれたボールがGKリエマンの頭に当たったが、このボールは枠を外れた。

ピンチを凌いだボーフムは25分、シュテーガーのスルーパスがボックス左手前のバーダーにディフレクトすると、ゴール前にこぼれたボールに素早く反応した浅野が、ワントラップで相手GKをかわし右足アウトでゴールネットを揺らした。

ボーフムの1点リードで前半終了かと思われたが、ダルムシュタットが43分に試合を振り出しに戻す。サイドチェンジをボックス右横で受けたメーレムのクロスをファイファーが頭で折り返すと、最後はゴール前に走り込んだニュルンベルガーがヘディングシュートをゴール左に流し込んだ。

さらにボーフムは、前半終了間際にもセットプレーからからクラーラーにゴールネットを揺らされたが、これはオフサイドの判定でゴールが取り消された。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのはボーフム。54分、相手GKの中途半端なクリアを中盤でロジラがカットすると、敵陣でオスターヘッジ、ホフマンと繋ぎ、最後はボックス右から侵入した浅野がゴール左隅にシュートを流し込んだ。

勝ち越しに成功したボーフムは、69分にさらなる追い風が吹く。自陣からのロングカウンターを仕掛けると、浅野からのパスを受けたクワーテンが最終ラインのホランドに倒されると、決定機阻止でホランドが一発退場となった。

数的優位となったボーフムは、81分にボックス右からパシエンシアがシュートを放つと、相手GKが弾いたボールをボックス左で拾った浅野のラストパスからベルナルドが決定機を迎えたがシュートはGKシューヘンのセーブに阻まれた。

結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。浅野の今季2度目のドッペルパックで逃げ切ったボーフムが、リーグ10戦目にして今季初勝利を飾った。

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