35歳フェライニが中国で引退へ…12月の横浜FM戦が現役ラストゲームか

フェライニが引退へ[写真:Getty Images]

山東泰山の元ベルギー代表MFマルアン・フェライニ(35)が5年間過ごした中国、そして現役生活に別れを告げるようだ。中国『新浪』が伝えている。

エバートン時代に得点力の高い大型セントラルハーフとして脚光を浴び、マンチェスター・ユナイテッドでも5年半プレーしたフェライニ。2019年2月に中国スーパーリーグ(CSL)の山東へと移籍し、現在はキャプテンも務めている。

山東では通算139試合の出場で50ゴール12アシスト。チームは2021シーズンにリーグ戦とカップ戦の2冠を達成し、昨季はカップ戦を連覇。今季のフェライニは1トップを主戦場にリーグ戦で加入後最多となる11ゴールを記録した。

現在はシーズンを跨いだAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも参戦するなか、9月に今季限りでの退団を発表。山東は4日にリーグ最終節・河南FC戦を控え、チェ・ガンヒ監督が前日会見でフェライニの引退意向を明かしている。

「年齢もあるだろう…試合後の疲労回復に1〜2日を要した。しかし、本当に素晴らしい選手だよ。引退は残念だが、彼の意向を尊重したい」

「チーム全体がこの試合に向けて積極的に準備している。良い結果で最終戦を締めくくりたいね。何より、キャプテン(フェライニ)に別れを告げるのに相応しい試合にしたい」

山東は3日、「永遠的隊長!(Forever Captain)」と銘打ち、「彼に敬意を表し、拍手と歓声で見送ろう」と、ホームで行われる河南FC戦に前後してフェライニのお別れセレモニーを実施すると発表した。

なお、山東の年内最終戦は12月13日に横浜国際総合競技場で行われるACLグループ第6節の横浜F・マリノス戦。『新浪』によると、「フェライニは年内の試合に全て出たあとクラブを離れる」とのことで、横浜FM戦が現役ラストゲームとなる見通しだ。

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