ミランを率いるステファノ・ピオリ監督。元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ氏の復帰説に言及した。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
セリエA首位で10月の代表ウィークを迎えながら、直近の公式戦3試合で白星がなく、首位の座を再びインテルに明け渡したミラン。4日にホームで行われる第11節・ウディネーゼ戦では約1カ月ぶりの勝ち点「3」が欲しいところだ。
前日会見に出席したピオリ監督は、ケガで離脱していたMFルベン・ロフタス=チークについて「元気だよ。明日復帰さ」と語り、チーム全体については「スクデットのシーズンでさえ、これほど団結していなかった。全員があと1%頑張れば、大きく向上する」と巻き返しに自信をのぞかせる。
その一方、昨季限りでミランを退団し、スパイクを脱いだイブラヒモビッチ氏について記者から質問が。同氏は引退後もたびたびミランの首脳陣と会談していること、そして何らかの役職での復帰を要請されていることが公然の事実となっている。
しかし指揮官は「私が知っていることは何もない。私から言えるのは、ジェフリー・モンカダ(チーフスカウト)やジョルジオ・フルラーニ(CEO)と毎日コミュニケーションをとっているが、彼らがコーチ陣と選手をサポートするために尽力してくれているということだけだよ」と明言を避ける。
一方で「クラブは私自身にも最善の形で仕事をさせてくれている。私は幸運な男と言え、これ以上何かを求めることはないよ」と言いつつ、「ズラタン? 私が彼に抱いている愛情は皆知っているだろう? 戻ってきてくれて何ら問題ないよ」と、イブラヒモビッチ氏の復帰を閉ざさなかった。
なお、ミランはイブラヒモビッチ氏に対してコーチやマネージャーといった役職を提案していると報じられており、一部では取締役会に名を連ねない形での副会長就任という案も浮上している。