花王、大容量パウチの“持ちにくさ”改善 片端のエアー部がポイント

花王のグループ会社でBtoB衛生製品事業を手掛ける花王プロフェッショナル・サービス(KPS)は24年1月、業務用の食器用洗剤や洗濯用洗剤を発売する。

複数の製品の中で特筆すべきはパウチ包装の製品。
「業務用は大容量でとても重いため、単なるパウチでは持ち運びにくいという欠点があった」(KPS)。そこで、パウチ片端に空気を入れた「エアホールドグリップ」を設けた。

持ち運びの際は、エアーの部分を持ち手として持つことが可能。捨てる時には、切り込みを入れて空気を抜くことでコンパクトにし、ゴミのかさを減らすことができる。食器用洗剤「パフォーミィ」などの業務用サイズで採用されている。

同社は引き続き、容器の強度や使いやすさとゴミの削減を両立させ、サステナブルな取り組みを行っていく。

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