タイガースの左腕ロドリゲスがFAに オプトアウト権の行使を決断

マーカス・ストローマン(カブス)に続いてまた1人、有力な先発投手がFA市場に加わった。日本時間11月5日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、エデュアルド・ロドリゲス(タイガース)はオプトアウトの権利を行使し、残り3年4900万ドルの契約を破棄してFAになることを決めたという。ロドリゲスに関しては、タイガースと契約内容の見直しについて交渉していることが報じられていたが、どうやらその交渉は不調に終わったようだ。

現在30歳のロドリゲスは2ケタ勝利5度、メジャー通算82勝の実績を誇り、今季は26試合に先発して13勝9敗、防御率3.30、143奪三振を記録。シーズン序盤から好投を続け、シーズン終了後のオプトアウトが有力となったため、タイガースは夏場のトレード市場で放出を試みたが、ロドリゲスがトレード拒否権を行使してドジャースへの移籍を拒否したため、結局シーズンの最後までタイガースの一員としてプレーすることになった。

ロドリゲスはタイガースと5年7700万ドルの契約を結んでおり、今季がその2年目のシーズン。来季以降、3年4900万ドルの契約が残っていたが、今オフは先発投手の補強を必要としているチームが非常に多いため、オプトアウトの権利を行使してFA市場に出れば、3年4900万ドル以上の契約を確実に得られると判断したようだ。実際、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者はロドリゲスの契約規模を5年9000万ドルと予想しており、総額1億ドルを超える契約を得ることを予想する関係者もいる。

ロドリゲスの退団により、来季のタイガースは9月に月間MVPを受賞したタリック・スクーバルがエース格になるとみられる。ほかにはリース・オルソン、マット・マニング、ジョーイ・ウェンツ、アレックス・ファエド、ソーヤー・ギブソン=ロング、スペンサー・ターンブルらが候補となり、かつてのドラフト全体1位指名選手であるケーシー・マイズもトミー・ジョン手術から戻ってくる。もちろん、ロドリゲスの後釜の補強に動く可能性もあるだろう。

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