完璧FK弾でJ1自動昇格の可能性を最終節に残した東京V、2009年以降での最多入場者数を更新

[写真:©︎J.LEAGUE]

J1自動昇格を懸けて戦う東京ヴェルディが、最多入場者記録を更新した。
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5日、明治安田生命J2リーグ第41節が行われ、東京Vはホームに栃木SCを迎えた。

清水エスパルス、ジュビロ磐田と共にJ1自動昇格圏の2位を争う東京V。前日に清水と磐田が勝利しており、敗れれば脱落という状況だった。

試合はなかなか栃木の守備を崩せない東京Vだったが、82分に中原輝が見事な直接FKを叩き込み1-0で勝利。2位清水との勝ち点差「1」のまま最終節を迎えることとなった。

この試合は東京Vにとっての今シーズンホーム最終戦。2009年からはJ2での戦いが続いている中、この試合は1万3383人の入場者数となり、今シーズンの入場者数が16万7616人に。これは2009年以来のシーズン最多入場者数を更新したという。

2009年以降は2009年の14万3539人が最も多かったが、このシーズンは26試合をホームで開催。1試合平均では2013年の6343人が最多記録だった。

今シーズンは総数でも上回った上、1試合平均も7982人となり、2009年以降最多の数字に。J1昇格の可能性が高まっていることも影響していると考えられる。

東京Vは「2023シーズンの東京ヴェルディは、「みんながたのしいスタジアム」というコンセプトのもと、ホーム、ビジターの垣根や年齢の区別など、すべての違いを超えて、『みんな』がたのしいと思っていただけるスタジアムを目指して参りました」とし、「今後もファン・サポーターのみなさまをはじめ、多くのステークホルダーのみなさまにさらに楽しんでいただけるよう、またもっと多くの方たちに来場いただけるよう、努めて参ります」としている。

残すは1試合。J1自動昇格に向けてはまずは勝つしかないなか、相手は21位で降格圏フィニッシュが確定した大宮アルディージャとアウェイで対戦。東京Vに敗れた栃木が3位磐田と、2位の清水はアウェイで水戸ホーリーホックと対戦する。

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