※国政政党の正式名称は「政治家女子48党」ですが、今回は参議院会派名「NHKから国民を守る党」で表記しております。
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2023年11月3日に公開された動画ではゲストに参議院会派「NHKから国民を守る党」・浜田聡参院議員をお招きし、党の代表権争いについて語っていただきました。
お家騒動の真相と今後の展望とは?
【このトピックのポイント】
・党の代表権争いは新党首に就任した大津氏の党の理念に反する活動がきっかけ
・10月の和解は大津氏によるやけっぱちの解党を阻止するため
・浜田氏は定額減税に否定的「岸田さんはわかっている」
浜田氏のプロフィールは以下の通りです。
もともと人体に興味があった浜田氏は東大で人体の仕組みを学び、卒業後に京大を再受験し医学部に入るという稀有な経歴をお持ちです。
その後、医師として働くうちに新しいことにチャレンジしたいと考えたことが、政治の道に進むきっかけとなりました。
2019年の参院選繰り上げ当選については事前に聞かされていたものの、思っていたよりもタイミングが速かったとのことで「本当に驚きでしたね」と当時を振り返りました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして浜田氏に回答していただきました。
大津氏とのお家騒動!いったい何が?
政治家女子48党の代表権をめぐる争いが続いています。もともとはNHKのスクランブル放送実現を掲げるワンイシュー政党でしたが、有権者に新しい価値観を提示する必要性を感じていたと浜田氏。
そこで女性の政治参加を促進するべく、2023年3月に党名をNHK党から政治家女子48党に変更しました。
また、ガーシー氏の一件から立花氏は党首を引責辞任。新党首に大津綾香氏を据えました。
浜田氏によると党首就任後、大津氏のもとで不穏な動きがみられたとのこと。なかでも政治資金パーティーを企画したことは党の理念に反するものであり、それをきっかけに代表権争いが勃発することとなりました。
代表権争いは今も続いていますが、10月に進展がありました。立花氏側は会計帳簿を引き渡すこと、大津氏側は代表権争いの裁判が決着するまで党を解党しないことを条件に和解したとのことです。
浜田氏「大津さん側は党の不正を暴くという形でやっていたがいつまで経っても出てこないということで、やけっぱちになって党を解党する可能性があったので、こういう条件を出させていただきました」
今後の展望については「(裁判に)勝っても負けてもそれを想定した動きをしている」と浜田氏。
勝てば代表権は戻ってきますが、負けた場合にはこれまで立花氏が政党助成金を前提に保有してきた債務をすべて大津氏側が負うことになり、その場合に備えて民事再生の準備をしているとのことです。
岸田内閣へ一言!定額減税どう思う?
MC鈴木邦和「どうですか?岸田内閣に対して」
浜田氏「端的に言って税金を下げてほしいなと思いますね」
岸田首相が打ち出した定額減税について浜田氏は一定の評価をしつつも、「取って配るぐらいなら最初から取らないほうがいいだろう」とコメント。
その理由については単純に手間がかかるということ、利権につながる可能性があることを指摘しました。
浜田氏「取られる人からすると自分の自由が減るので、経済成長を考える上でも望ましくないだろうなと考えています」
また、浜田氏は定額減税と給付が時限的な取り組みである点に言及。MC鈴木も「場当たり的に感じてしまう」と批判しました。
MC鈴木「どうですか?その辺りは」
浜田氏「岸田さん多分そういうことわかっていると思うんですよね」
浜田氏によると、岸田首相は1993年の初めての国会質疑で減税をテーマに、所得税減税・消費税反対について言及していたとのこと。
さらに当時の岸田首相は「経済はマインドが大事」と語っており、現在の減税政策の問題点を理解しているはずだと浜田氏はコメントしました。
浜田氏「国会議員長く続けられてきて財務省とのつながりも長くなってきて。考え方がどこまで変わったのかが気になるところですね」
動画本編はこちら!
低評価の減税政策・浜田氏の注目ポイントとは?
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