東京湾アクアラインで化学テロを想定した救助訓練

東京湾アクアライン 化学テロを想定した救助訓練

 千葉県の東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリアで11月6日、化学兵器を使ったテロが起きたとの想定で救助訓練が行われ、関係機関が連携を深めました。

 訓練には、千葉県と神奈川県の消防や警察、それにネクスコ東日本などの関係機関から約60人が参加しました。

 訓練は、東京湾アクアラインのトンネルを走る観光バスの車内で化学兵器「サリン」がまかれるテロが起き、10人以上の負傷者が出たとの想定で行われ、防護服を装着した消防隊員が体調不良を訴える負傷者を救護する手順などを確認しました。

 また、消防隊員らは衣類を交換したり水をかけたりして負傷者を除染する対応も訓練したほかけがの程度によって治療の優先度を決める「トリアージ」も行いました。

 川崎市消防局臨港消防署 落合真一 消防司令長「いままでないと思われていた災害が実際に起こっている過去がある。これは想定外ではなく、すべて消防では想定内として考えていかなければならない事案。今後も化学テロの訓練を通してレベルを上げていきたいと思う」

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