植木理子がファインボレーでウェストハム加入後3点目!ボランチ清水梨紗を起点に林穂之香が絶妙アシスト

今季3点目を決めたウェストハムの植木理子[写真:Getty Images]

ウェストハムに所属するなでしこジャパンのFW植木理子がファインゴールを決めた。
【動画】林穂之香のおしゃれなラストパスから植木理子が見事なボレー弾

ウェストハムは5日、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)第5節でブリストル・シティとチグウェル・コンストラクション・スタジアムで対戦した。

植木は2トップの一角で先発出場し、68分までプレーして1得点を記録。林穂之香と清水梨紗は[4-4-2]のダブルボランチを組み、林が64分まで出場、清水はフル出場で終盤には右サイドバックへ移った。

ボールを動かしながら機をうかがうウェストハムは、フランス女子代表FWヴィヴィアン・アッセイのPKで27分に先制に成功。だが32分、37分と立て続けの失点を喫し、逆転を許してしまう。

それでも、主体的なパス回しでゴールに迫ると、前半の追加タイム3分になでしこホットラインから同点弾を奪う。

相手のロングパスを清水がカットして起点となり、パス交換を経て敵陣中央の林へボールが渡ると、植木が相手の背後へパスを要求する。それを感じた林はバックスピンの掛かった優しい浮き球をスペースへ落とし、抜け出した植木はバウンドに合わせて左足でのダイレクトボレー。右隅へ流し込む鮮やかな一撃で試合を振り出しに戻した。

植木はゴール以外の場面でもファーストディフェンダーやボールの収め役として存在感を発揮。同点ゴール直前の44分には、1人で2つのパスコースを切りながら相手GKにプレッシャーを掛け、ゴール前でのパスミスを誘発させていた。

また、この数試合は清水がボランチとしてバランスを取ることで、林がこれまで以上にボールに関わる回数が増加。より前を向いてゴールへ近づくプレーが増している印象だ。

残念ながらウェストハムは55分にセットプレーから勝ち越しゴールを許し、2-3でブリストルに今季初勝利を献上したが、日本人3選手を含めた攻撃面での連携は、今後にも大きな期待を抱かせた。

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