ガーディアンズ新監督がスティーブン・ボートに決定 名将の後任に

日本時間11月7日、今季限りで名将テリー・フランコーナが勇退したガーディアンズは、スティーブン・ボートが新監督に就任することを発表した。MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ボートは3年契約を与えられたという。ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督、ヤンキースのカルロス・メンドーサ・ベンチコーチ、ドジャースのクレイトン・マカラー一塁ベースコーチらの名前が候補として浮上していたが、ガーディアンズは最終的に昨季まで現役選手としてプレーしていたボートを新監督に選んだ。

ガーディアンズのクリス・アントネッティ編成本部長は「スティーブンをクリーブランド・ガーディアンズの新監督に迎えることができるのを嬉しく思います。彼は選手として16年間のキャリアのなかで最高のチームメイトという評判を確立し、我々もこの数週間にわたって彼のことをよく知るための機会を楽しんできました」とのコメントを発表。「彼はどういうタイプのリーダーになりたいか、どういうタイプの監督になりたいか、という考えをしっかり持っています。他人のことを深く思いやり、意味のある人間関係を築くことのできる人材です。我々の球団にとって理想的な人材だと思います。スティーブンとともに仕事をしていくのが楽しみです」とボートの手腕に期待を寄せた。

球団史上最多の921勝を挙げた名将フランコーナの後継者という重い役割を担うことになるボートはまだ39歳で、2022年まで現役選手としてプレーしていた。現役時代からその人柄やリーダーシップは高く評価されており、「将来はメジャーリーグの監督をやりたい」と発言したことも。今季はマリナーズでブルペンコーチ兼クオリティコントロールコーチを務めたが、引退から1年ほどしか経っていないなかでの監督就任は、その手腕への評価の高さと期待の大きさの表れと言えるだろう。

これまでにプレーしたすべてのチームでコーチ陣や同僚の選手たちから愛されてきたボート。メジャーリーグの歴史にまた1人、新たな名将が誕生することになるかもしれない。

The post ガーディアンズ新監督がスティーブン・ボートに決定 名将の後任に first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.