パドレス新監督 シルト、フラハティ、ギルの3人から選出の見込み

ボブ・メルビン監督が同地区のジャイアンツへ移籍し、新監督探しを進めているパドレスだが、どうやら最終候補が3人に絞られたようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、パドレス新監督の最終候補としてマイク・シルト(カージナルス元監督)、ライアン・フラハティ(パドレス・ベンチコーチ)、ベンジー・ギル(エンゼルス内野守備コーチ)の名前を挙げている。ヤンキースのカルロス・メンドーサ・ベンチコーチも候補だったが、メッツ新監督に就任することが決定的となり、パドレス新監督の候補からは外れた。

シルト、フラハティ、ギルの3人のうち、メジャーでの監督経験があるのはシルトだけである。現在55歳のシルトは、プロ野球選手経験がないままカージナルスのフロントに入り、現編成本部長のジョン・モゼリアックの推薦もあってマイナーで指導者としてのキャリアをスタート。着実にステップアップを遂げ、2017年からメジャーのコーチングスタッフに加わると、2018年7月に解任されたマイク・マシーニーの後任として監督に就任した。2019年から3年連続でポストシーズン進出を果たしたが、フロントとの方向性の違いによって退団。2022年からはパドレスに籍を置いてアドバイザー的な役割を担い、臨時でコーチを務めることもあった。

現在37歳のフラハティは、現役時代はオリオールズなどで内野手としてメジャーで8年間プレー。2019年シーズンを最後に引退すると、すぐに指導者としてパドレスに採用され、今季はメルビン監督のもとでベンチコーチを務めていた。将来の監督候補として評価は高く、監督交代を内部昇格でシームレスに行うのであれば、最適の人材と言えるだろう。

現在51歳のギルは、現役時代はレンジャーズとエンゼルスで内野手としてメジャーで8年間プレー。引退後は母国メキシコで指導者を務め、2020年の東京五輪(開催は2021年)と今年3月のワールド・ベースボール・クラシックではメキシコ代表を率いた。また、2022年からは古巣エンゼルスでコーチを務めており、現在はエンゼルスの新監督候補にも挙げられている。

新監督候補が3人まで絞られたパドレス。A・J・プレラー編成本部長は来季以降のチームを誰に任せるのだろうか。

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